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2009年09月08日
覆面作家企画4:あとがき
覆面作家企画4の正解、発表されましたね。
作家として、探偵として、読者として、どのような形とて参加された皆様、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
特に管理人のネジ子さんには大感謝です。
企画・開催・管理と、本当にお疲れ様でした。本当にお世話になりました。
さあ、〆のエントリ。
あとがきです!
■作者名
楽遊
■サイト名&アドレス
ガリの書斎 <http://rkyu.com/gari/index.html>
■参加ブロック、作品番号、作品タイトル、作品アドレス
G03 ――み・ち―― (注意マーク付き) 掲載ページ
■ジャンル
一般文芸、になるのかな。
■あらすじ
ドブ川のほとりにある古アパートの一室にいる、ある女のある孤独の形。
その一節。
■意気込みテンプレを使用された方は、URLを教えてください。
こちらです。
■推理をかわすための作戦は?
できるだけ文章のリズムを変えました。というか新たに自分の中にリズムを作り上げようとした、と言った方がいいかもしれません。いっそケータイ小説主流の文体そのものを使ってみるか? とも思いましたが、さすがに研究が足りずそこまではできなかったです。
リズムを変えるために参考になったのは、やはり詩です。僕の認識する『詩』の感覚と、小説の文体の感覚の間でバランスを取るように意識をしていました。で、何人かの方から『詩』への言及を受けて、詩についてちょっと触れたblogの過去エントリがあったので「やっべ!」と思ってました(汗
またリズムを変えたことで部分的に自分としてはちょっと座りの悪いところもある文になりましたが、こういうリズムも有り! と直さずにいきました。それに、そういう個人的な違和感を直すと僕の普段の文章になっていってしまうだけですしね。
それから自分で認識しているだけの癖を省いて、漢字の開き方・閉じ方もところどころ変えました。
あとはこの作品自体がフェイクになるように、これまで提出してきたものとは異なったジャンルを選び、割合サイトにもないカテゴリを選択ようとネタ起こしの段階から目論んでいました。
それから作中に食べ物を出さないこと(前回、これでモロバレでした)。
タイトルを「~の~」としないこと(わりあいこういうタイトルが多い)。
などを考えてやっていました。
■この企画のために書いた作品、他にもありましたか?
あります。
■その作品を提出しなかった理由は?
書き途中で色々と破綻したからです。もちろん未完です(涙
あとネタ段階でページ数足りないと判断したのが一つ。
■作品のネタを思いついたきっかけは?
先に書いていたものが作品として破綻してしまってどうしようかなーと考えていたところ、前々回が「女主人公」で前回が「男主人公(&化け猫)」だったので、今回は順番で「女主人公」にしようと。
で、前々回・前回ともに一人称だったため、今回は三人称にしようと(結果的には一人称混じりのものになりましたが)。
で、真っ白なページを眺めながら考えてたら冒頭の『一人。女、一人』と出てきまして。その一文から広げられると“作品自体をフェイクにする”にも都合が良さそうだな、となんとなく思ったところ、ふいに昔ネタ帳に書くだけで終わっていた妾のような女性を主人公にして「孤独の一つの形」を書く短編を思い出し、色々脳の中で何かがつながって変化して反応して、結果ああなりました。
ただねぇ……
この作品。書き上げた後に提出するかどうか迷ったのですよ。企画にこのテイストって顰蹙買っても不思議ないですから。しかも内容はほぼ内面描写のみで、アダルト寄り。僕が自サイト以外のところに掲載を申し込む際の基準に照らし合わせると、かなりギリギリ。直接的な性描写はないけれど、間接的にはちょっと危険。
そのため、A01で『この題材ならばエセ文学風になり常の作風と大きく異なるだろうと踏んでいたが、二股で不倫という世間的にあまり褒められたことではないこれらの事項が、夏休みを謳歌するまだ健全なお子様たちの目に触れるのはよろしくないとも言える。』の一文がグサっときましてねー(大笑&大汗
結局は削除されるのを覚悟で提出したわけですが、幸い皆さんから非難を受けなかったので安堵の吐息でした(^^ゞ
■ストーリーの構築において気を使った点、苦労した点などあれば教えて下さい。
苦労したのはストーリーの構築よりも直しの作業でした。初稿は勢いで書いた分おかしなところが目立ち、しかし下手に直すと初稿の勢いや作品の味そのものを殺しかねなかったためです。
それに加えて初稿の勢いの中にはここを潰さないと確実に企画に参加できねーだろ、となりそうだった部分がありまして……。ええ、あきらかにR-18になりそうな。
細かい表現にも企画に出すには過激なものが多く、誤解を与える可能性がバカ高いものも結構ありまして、そのため作品の雰囲気や色を殺さずにどの表現をどう和らげるか、どの表現をどう変化させるか、その表現をより良くするにはどうしたらいいか、と、バランスを取るのに苦労しました。執筆時間のほとんどはこちらで費やすことに。
もう一つ。
これはストーリーじゃないけど、お題『道』の消化。
名前の中に「みち」があるだけだと流石に反則だな、しかも中黒で分けてるし、「みち」と言っても明確に『道』じゃないし、どうしようかな――と考えていたところ、推敲中にうまいこと『ヴァージンロード』が入れられたので、安心していたりしてました。
そしてそれがもう一つ作品に深みを与えてくれたのでよかったな、とも(Wikiによるとヴァージンロードは『いわゆるチャペルの入り口から祭壇までの「清らかな道」を象徴する通路』だそうで)。
■削ったエピソードなどありましたか? 作成裏話歓迎です。
先にも書きましたがR-18まっしぐらな危険。自サイトにも特設(裏)ページを設けないと置けないようなの(苦笑
それとタイトルを『女、ドブ川、タオルケット』と『――み・ち――』のどちらにしようか迷って、前者をボツにしたこと。タイトル内に句読点入れたら、そこから推理される可能性があるかなーと。
あと、この話の解釈は読んだ方にお任せします。
作者としての裏設定なり仕込みなり(書いた後に自分で理解する意味なり)はあるんですが、あまり語ると薄くなってしまいそうな気がするので。申し訳ないです(^^;
■その作品の続編または長編化のご予定は?
ナッシング!
■その作品で気に入っている箇所はどこですか?
ドブ川を流れる発泡スチロールが持つ暗喩はわりとお気に入り。
あと、新たな文体修得へのキッカケ。
外せないのが全体の雰囲気。空気感を出すのって大変。
それと主人公の女の子に対する情念。これがなかったらただの「チヅル」さんの悪口(あっこう)作品になっちゃうと思う。
■推理期間中、褒められた点は?
特に全体の雰囲気!
それと主人公が女の子に向けて募らせる感情の力、をよくお褒め頂いてました。
文章も褒められて嬉しかったです。
ありがとうございました(*^^*
■推理されてみて、いかがでしたか?
実はブロック分けが発表された時、中咲ホコロさんが同ブロックにいらっしゃったのを見てガッツポーズしていました。探偵さんの目をそらしてくださるかも! と。
で、ワクワクしてたのです。
9月5日の土曜日まで、そう、〆切り直前までは。
逃げ切り濃厚? やっほい! と。
いやもう、やっほーーーーーい!! と。
9月5日21時20分50秒のことです。
曽野さんに捕まった orz
続けて歩く猫さんにも捕まった。
よもやリズムが決め手になるとは orz
くそー。
勉強しなおしてこよう…………orz
※
追記された曽野さんの推理理由を読んで悶えた。
あれかーーー!?
あれがヒントになってもうたのかーーー!
およそ実験作だからすっぱり頭から抜けてた!!
へっへっへ、これなら自サイトのどれとも作風違うぜ、なーんて間抜けなーーー!!!
そしてまさか「みちみちみちみちみちみち」がヒントになろうとは *:.。..。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*
■あなたの作品だと推理された作品はありましたか?
G06 深紅の森
G09 畦道の少年
G10 草いきれの道
特に『G09 畦道の少年』が多かったです。
光栄でした(^^
■あなたの作品が他の方の作品だと推理された作者さんはいましたか?
中咲ホコロさんと染井六郎さんです。
こちらもまた、光栄でした(^^ノシ
■推理してみて、いかがでしたか?
今回、ちゃんと推理できませんでした。
■あなたの正解率、どのくらいでしたか?
感想内にメモしたもので、
的中 3
外れ 4
orz
■この企画に参加して、改めて気づいたことはありますか?
まだまだ、勉強不足です。次回こそは!(←勝手に開催されるものと決め込んでいる)
あと相変わらず推理負け越しボーン!
■参加作品の中で印象深い作品をあげてください。
全部、じゃ駄目……ですよね?
ではブロックごとに三つずつ。
A01 締切直前における特定の覆面作家企画4参加希望者の漸近線的記録あるいはマグネシウム燃焼時的アイデア
A04 クロランドの流れ矢
A07 ドM道
B04 坂を下る
B07 俺は不良
B09 我往此道
C03 来客御礼
C09 この道の終わり
C12 八月の空蝉
D02 サヌザと共に ~草原の道~
D03 ナキオニ
D07 坂道の効果に関する最新知見 ~女性研究者を対象として~
E01 コロンナ33遅き午餐
E06 ただいまセルフィ
E09 回収者
F03 魂に著作権はない
F06 落とし物
F09 シーキング☆ザ・プリンセス
G05 素晴らしきベタな日
G07 父へ
G11 旅は道連れ世はソーダ味
それとこの企画ならでは、という意味でも絶対に外せないのは
A12 もんどう
ページ開いた瞬間の僕の顔、 ( ;゚:ж:゚)`;゙:;` でしたもの。
度肝抜かれた抜かれたー。
■参加作品の中で印象深いタイトルの作品をあげてください。
今回(個人的に)フックのあるタイトルが多かった印象です。
A01 締切直前における特定の覆面作家企画4参加希望者の漸近線的記録あるいはマグネシウム燃焼時的アイデア
A02 □□■□□ □□□■□
A07 ドM道
B07 俺は不良
B08 分岐エゴイズム
B11 本とキム子とスイカバー
E01 コロンナ33遅き午餐
E04 地球全周1/40000000と少しの世界
E08 人生に乾杯!
F02 ばみゅーだ☆とらいあんぐる
F03 魂に著作権はない
F09 シーキング☆ザ・プリンセス
G02 ノストラダムスによろしく
G05 素晴らしきベタな日
G11 旅は道連れ世はソーダ味
■参加作品の中で面白かった3作品&一言感想、お願いします。
むぅ……毎度難しい質問だ(汗
毎度数時間以上悩んでるよ!
D03 ナキオニ
E01 コロンナ33遅き午餐
E06 ただいまセルフィ
感想はそれぞれのブロックの感想にて(^^
◆最後に
参加された皆様、本当にありがとうございました。
感想内で勢い任せに失礼・ご無礼を働いていたかもしれません。今思い返すとあの書き方は……ああ書くよりは……と反省しきりです。もし不愉快な思いをされていたら、本当に申し訳ありませんでした。
そして感想を書いてくださった皆様、推理をしてくださった皆様、嬉しかったです。感謝!
それにしても……
楽しかった!
本当に楽しかった!
やっぱり覆面作家企画は面白いですね。
今回明確な推理はしていないのですが、この作品はもしかしたら……? と思っていた当たっていたり、やっぱり外れていたり。次回は少しは本格的に推理したいな。相変わらずの正答率なので、一つのブロックをじっくり、とか。
それにしても推理されるドキドキ感はなんかこう……癖になる(笑
およそ一月、本当にお世話になりました。
重ねて御礼申し上げます。
特に、繰り返しになりますが、管理人であるネジ子さんには感謝に感謝を重ねても足りません。今年も覆面作家企画に参加できて幸せでした。開催してくださって、改めて心より御礼申し上げます。また、本当にお疲れ様でした。
投稿者 楽遊 : 2009年09月08日 00:03
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コメント
こんばんは!
覆面企画でご一緒した冬木です。
Gブロックは時間が足りなくて推理できませんでしたが、拝読はしていたので、正解発表を見て、あれが遊楽さんとは……と、びっくりしました。
もしGブロックの推理をしてたら、きっとそこは外していたに違いありません……。
こんなに多彩なものが書ける力量に脱帽です。
ところで、印象深い作品のところに拙作をあげてくださって、また、過分な感想をありがとうございます!
自分の後書きにも書いたのですが、遊楽さんがアーモンドの花について書いてくださったことが、とても嬉しかったです。
異世界の花を出すか既知の花を出すかでさんざん迷ったところだったので……。
遊楽さんの感想を読んで、「ああ、アーモンドにしといてよかった!」と思いました。ありがとうございましたm(__)m
では、長文失礼しました。
投稿者 冬木洋子 : 2009年09月08日 23:17
こんばんは!
覆面作家企画ではお世話になりました。確か2・3とご一緒しながら、こうして直接お話しするのは初めてですね(^^ (違ってたらすみません)。いつも感想や推理・その過程等楽しく拝読させていただいてます。
あ、一応先に訂正させていただきますと、楽遊です。すいません(^^;
今回の参加作品、驚いていただけたようで何よりです! ……というのも妙な物言いですね。ですが、今回は隠れる気満々でしたので、意外に思っていただけることこそ目的の一つであったものですから。
そして、こちらこそ過分なお褒めの言葉をありがとうございます。色々なものが書けるようになりたいと思っていますので、とても嬉しいです(*^^*
冬木さんの作品……冬木さんご自身も後書きに書かれてましたが、そう、もうあの砂鳥にメロメロでした。後書きの『楽師のことを、いつまでも羽が生え揃わない手のかかる雛みたいに思ってます。』でさらにメロメロですよ。本当にどこかにいないかなー! いたら一緒にウユニ塩湖とか行ってみたい!!
それにもちろん、砂鳥だけでなく、内容も印象に残っています。
中でもあの花。これも後書きで拝読しましたが、あの「アーモンドの花」についてそんな裏エピソードがあったとは、と作家仲間ならではの面白さを感じながら読んでいた時に名を上げられてビックリしたやら、そうかーと感想への反応いただけて面映かったやら。
でも、本当にあの花は僕の中で大きなインパクトだったんです。それまでの流麗な描写の力もあって想像力が刺激されていたところに、アーモンドの花に彩られた宴。共感を呼ぶ、物語の中のものとの共通性――その力でしょうか。急にイメージが実感とガチッと歯を合わせたように強烈な力を持って、行間の向こうに桃源郷を思わせるようなアーモンドの花が散り舞う宴が浮かび、そのざわめき、舞姫の舞いにこぼれるため息まで聞こえるようでした。気持ちの良い経験でした。
願わくは、僕も、僕が今回冬木さんの作品で経験したような、一瞬にして脳裡に鮮やかな光景が広がる、という経験のできる作品を書きたいものです。
最後になりましたが、コメントに気づくのが遅れて申し訳ありませんでした。
どうやらスパムフィルタの設定が厳しすぎたようで、おそらく問題であったのだろう部分を削りましたので、もうよほどのことがないかぎりblogに反映されないということはないと思います(が、もしここに書き込んで反映されなかったときは、Web拍手か掲示板でお知らせ下さい(汗))。
それでは、こちらも長文でのお返事、失礼致しました。
投稿者 楽遊 : 2009年09月10日 01:49
掲示板でスパムフィルタについての書き込みを見て、様子を見に来ました。
レスありがとうございます!
そして、わわ、お名前を間違えまして、大変失礼しました!
平に、平に、お詫び申しあげますm(__)m
スパムフィルタの件は、どうぞ、お気になさらず。
コメントが拾ってもらえていてよかったです。
投稿者 冬木洋子 : 2009年09月10日 07:13
いやー、お騒がせしました。
コメント管理画面を見た時、冬木さんのコメントがフィルタに掛かっているのを見てもう本当に凍りつきました(大汗
コメントが拾えて、僕自身ほっとしています。
名前の件は全く気にしてませんので、冬木さんこそお気になさらないで下さいね(^^
それでは、また。
投稿者 楽遊 : 2009年09月10日 21:30

