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2009年11月05日

出会い頭

路地を歩いていましたら、ふいに「ふぎゃー!」と悲鳴が聞こえたのです。
それは人間のものではないことは、すぐに判りました。声質がね、あの動物のものでしたから、ええ、猫です。
続けて、路地に面した家の庭で植え込みが揺れまして、やっぱり猫で間違いないと確信しましてね。どうやら大喧嘩をしているようだ、と。

まぁ猫の喧嘩に口出しするような身分じゃありませんから。
怪我するなよー、くらいに思いながら路地を歩いていましたら、ちょうどその家の玄関が、僕の歩く道に合流するT字の縦棒の路に面してまして。そこから飛び出してきた猫が路地を駆けて僕の歩く道に雪崩れ込んできたんですね。

二匹いました。

まぁ喧嘩しているんだから当然一匹じゃありません。
一匹は茶混じりのキジトラだったかな? それが先頭切って――つまり逃げて路地の角を曲がり駆け込んでくるんです。それを追うのが少し体の大きな黒いキジトラ。
逃げる茶混じりは一心不乱、脇目も振らず逃げます。危なく僕にぶつかりそうになりながらも止まらず駆けていきます。
――が、獲物を狙う時ほど隙ができる、なんて言葉を聞きますが、まさにその通りなんですね。
追っかけてる猫、曲がり角曲がった先にいた自分よりもっと大きな生物(僕)にびっくりしちゃって。目をまんまるにしちゃって急ブレーキかけて僕を凝視して。
その隙に追いつかれそうだった猫はダーっと遠くにいっちゃって、びっくりしてそういうぬいぐるみみたいに固まった猫はハッと我に返ると――人間(僕)に敵意がないと気づくと――またズダダーっと逃げた猫を追いかけていったんですけどね。

ええ。
オチなんかないんでございますが。

ああ、そういや。
道路を横断する時に、律儀に横断歩道を渡る猫がいて可愛かったな。

投稿者 楽遊 : 2009年11月05日 23:11

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